Redlog

大学受験や国語の勉強法についての情報を発信しています

受験で最も大変なことは何か?

こんにちは。

塾講師をしているRedです。

 

今回は具体的な科目の勉強法についてではなく、特に大学を受験しようと思っているほとんどの生徒にとって、最も大変なことは何か?という点について書いていこうと思います。

 

初めから結論を言うと、

それは、メンタルコントロールです!

 

なんだかコレステロールみたいに聞こえる言い方をしてしまいましたが(笑)、

つまり、やる気の増減により勉強を続けられなくなってしまうということが、最も多くの生徒がぶつかる壁なのです。

 

社会人として活躍されている保護者の方々にとっては、非常に納得できると思います。

しかし、これまでに真剣に勉強に取り組んだことのない、特に高校生にとっては、当たり前なことでもないのです。

 

これまでに、生徒から勉強に関する質問を多く受けてきましたが、

たいていは、

 

「国語の問題を解く順番はどうすればいいですか?」

 

「英単語帳はどこまで覚えればいいですか?」

 

「数学の統計的な推測の分野は捨てても大丈夫ですか?」

 

などの各科目の具体的な内容であることが99.9%です。

 

 

しかし!

そんな質問をする生徒の全てがメンタルの部分でもっともつまづいているのです

 

 

たとえば、

国語の問題の解く順番について質問してくれた生徒さんは、1日に30分も国語の勉強をしていませんでした。

 

よくても1週間に2時間程度しか勉強していません。

 

 

 

そもそも、勉強においてもっとも重要なのは「復習」です。

 

 

私の経験では、1週間で2時間の勉強時間で成績が上がるような要領の良い生徒は、塾などのは来ないので、滅多にお目にかかれません。100人に1人いるかどうかくらいの確率です。

 

 

学校の授業である程度理解していても、問題を解けるレベルで理解している生徒は少ないです。

 

また、塾でそれを3回4回復習させても、定着しない生徒が多いです。

 

 

 

では、なぜそんなにも知識が身につかないのか?

 

原因はやはり「復習」にあります。

 

人から聞いた話を覚えているかどうかと言うレベルで考えると、

塾のように学校の勉強に関する話は、生徒にとって「面白い!」と思えるような内容ではないので、勉強した翌日に確認しても忘れていることがあります。

 

 

 

それができる生徒は一体どんなタイプなのかというと、

大きく2つのパターンに分類できます。

 

1つ目は、勉強に関する知識を「楽しい!」「面白い!」「そうだったのか!」と、

純粋に思えるような生徒です。

 

 

そういうタイプの生徒は、塾に通わなくても、学校の授業を受けているだけで、大学に行ける程度の学力がつきます。

 

この場合、

さらに自分の学力以上の大学を受験したいと思う場合、好きな科目というものが必ずあるので、自然と効率の良い勉強法ができています。苦手な教科にも、好きな科目での成功体験を活かすことができるので、独学でも成績が伸びるタイプです。

 

 

 

さて、2つ目はというと、勉強習慣がついている人です。

勉強自体にさほど興味はなくても、

 

「毎日宿題をきちんとやろう!」

「平日に3時間は勉強しよう!」

 

などと、マイルールに従って、それが面白かろうが、つまらなかろうが、コンスタントに勉強をしているので、知識が定着しやすいのです。

 

 

 

ここでやっとはじめに説明したメンタルコントロールの話です!

 

 

これまでに話した2つのパターンでは特に問題ありませんでしたが、

塾に通う生徒の半分以上、私の担当したこれまでの生徒では90%以上がそれらのどのパターンにも当てはまらない生徒です。

 

 

彼らはたとえば、「早慶上智を目指そう!」という目標を掲げて、一見やる気に満ちていて、すごく頑張れそうに見えますが、全くそうではありません。

 

 

ある意味、塾講師や家庭教師という仕事はそんな生徒をどれだけ的確に見抜けるかという仕事だと言っても過言ではありません。

 

 

彼らの問題は、5時間勉強する日があっても、

 

次の日にはまったく勉強時間が取れていなかったり、

 

丸一日ひまな土日であっても、

 

逆に平日より勉強時間が減って、

 

3時間しかできていないということは往々にあります。

 

 

また、1ヶ月勉強を毎日5時間はする生徒が、

 

突然!

 

「1週間何もできていません。。。」

 

と言って、自己嫌悪に陥ったりします。

 

 

私の身の回りでは、受験勉強の精神的な疲労から、

引きこもりになり、大学に行けなかった人もいるくらいです。

 

 

大学受験を控えた子どものいる保護者のかたがこれを読めば、

 

とても恐ろしい気持ちになると思います。

 

 

「そこで必要になるのがこの本です!」

 

と言えるものがあればいいのですが、、、ありません。

 

自己啓発本のたぐいや、医学部に受かる勉強法!のような本も最近はとても多いので、気になる方は書店で色々と探して読んでみるといいと思います。

 

 

これだけ話をしていて無責任ですが、

私が皆さんに提示する解決策は、「壁にぶつかるたびにそれを乗り越える方法を自分で模索すること」です。

 

 

今はまだ具体的な書籍などを紹介するつもりがないので、

 

10年以上、大学受験の指導をしていて思う、

もっとも根本的な対策はこれだけなのです!

 

 

受験界でよく聞く

 

「夏を制するものは、受験を制す!」

 

のような標語にするなら、

 

 

メンタルを制するものは、受験を制す!

 

 

正直、こちらの方が受験生にとっての真実だと思います。

 

 

 

受験で苦しむ生徒諸君、

 

 

もし、あなたが今、勉強を続けられなくて悩んでいるとしたら、

 

1日、1週間、勉強をする気がなくなっても、

 

諦めず、何度でも自分を奮い立たせて、もう1度立ち上がってください!

 

 

スマホを見ている時間があるなら、

 

すぐに電源を落として、

 

川に投げ捨てて(笑)、

 

机に座り参考書を開いて勉強モードに入りましょう!

 

 

皆さんの志望校合格を願っています。

 

 

終わり、、、